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コメント (6)
水原自動車学校の岩城と申します。 視覚失調について、自主訓練により、適応行動がとれるようになり、運転再開することができたとこのことで勉強になりました。
自主訓練のあとに視覚失調について再評価していれば結果を教えてください(自主訓練により適応行動がとれるようになったとしても、視覚失調については、変化が見られないという推測のもと、再評価を行っていないかもしれませんが・・・)。
水原自動車学校 岩城様 ご質問いただきありがとうございます。
自主訓練後の評価につきましては退院されたこともあり、行えておりませんでした。 主観的な評価となりますが、レーザーポインターでの誤差にて、評価しております。経過としては、介入開始時は拳大ほどのズレがありましたが、1回目の実車評価前では、2横指程度の誤差まで減少しております。
充分なご回答が出来ず申し訳ありません。 気になる点等ございましたらご質問いただければ幸いです。
須田 様
水原自動車学校の岩城と申します。 丁寧に回答していただきありがとうございました。
介入開始時と1回目の実車評価前にて、変化が見られたことについて、ご教示いただきありがとうございました。 自主訓練による変化か、時間の経過による変化か、証明することは難しいと思いますが、大変勉強になる症例でした。 今後ともよろしくお願いいたします。
札幌医科大学附属病院 作業療法士 勝浦と申します.
視覚性運動失調が自動車運転に及ぼす影響については報告が少なく,興味深く拝聴させていただきました. お聞きしたいのですが,実車評価にて左側へ寄ることや,右後方の確認が不十分となることなどは,視覚性運動失調による所見と考えてよろしいでしょうか? あるいは,軽度の左USNやその他の高次脳機能障害のによるものとしても解釈できるでしょうか?
また,上記の所見の他に,運転中の行動で,視覚性運動失調によるものと思われる所見があれば,教えていただけますと幸いです.
札幌医科大学附属病院 作業療法士 勝浦様
ご質問いただきありがとうございます。 今回の症例におきましては、左半側空間無視の可能性を完全に否定するには至っておりません。 しかしなから、生活や訓練内にて視覚失調の様相が強く見られていたことから実車評価での結果にも視覚失調が影響しているものと考えました。 ですので、解釈としましても左反側空間無視や高次脳機能障害が影響していた可能性は残っていると考えております。
運転行動での様子としましては、左車線に寄ってしまう傾向がありましたが、その他に明らかな所見は認められませんでした。 しかしながら、1度目の実車評価におきまして、左側からバックにて駐車をする際に車体の左側が開いてしまう傾向がありました。 上記のように様々な要因が考えられるかとは思いますが、ご参考になれば幸いです。
ご回答いただき,ありがとうございます. 視覚性運動失調以外の高次脳機能障害も,影響していた可能性はあるということですね.
運転行動については,ご存じでしたら恐縮ですが,本邦の論文(中野明子ら:臨床神経心理,2005)で,右手・右視野での視覚性運動失調(ataxie optique)を呈する症例が,DSでの運転の際,右折時にハンドル操作の遅れや大きく回りすぎる現象を認めたという報告があり,質問させていただきました. ご報告の症例も,病巣と対側への旋回時に開いてしまうという点で,共通していると考えられ(こちらもUSNによる影響は否定できませんが),興味深いと思いました.
この度は,貴重なご報告を,ありがとうございました.
水原自動車学校の岩城と申します。
視覚失調について、自主訓練により、適応行動がとれるようになり、運転再開することができたとこのことで勉強になりました。
自主訓練のあとに視覚失調について再評価していれば結果を教えてください(自主訓練により適応行動がとれるようになったとしても、視覚失調については、変化が見られないという推測のもと、再評価を行っていないかもしれませんが・・・)。
水原自動車学校 岩城様
ご質問いただきありがとうございます。
自主訓練後の評価につきましては退院されたこともあり、行えておりませんでした。
主観的な評価となりますが、レーザーポインターでの誤差にて、評価しております。経過としては、介入開始時は拳大ほどのズレがありましたが、1回目の実車評価前では、2横指程度の誤差まで減少しております。
充分なご回答が出来ず申し訳ありません。
気になる点等ございましたらご質問いただければ幸いです。
須田 様
水原自動車学校の岩城と申します。
丁寧に回答していただきありがとうございました。
介入開始時と1回目の実車評価前にて、変化が見られたことについて、ご教示いただきありがとうございました。
自主訓練による変化か、時間の経過による変化か、証明することは難しいと思いますが、大変勉強になる症例でした。
今後ともよろしくお願いいたします。
札幌医科大学附属病院 作業療法士 勝浦と申します.
視覚性運動失調が自動車運転に及ぼす影響については報告が少なく,興味深く拝聴させていただきました.
お聞きしたいのですが,実車評価にて左側へ寄ることや,右後方の確認が不十分となることなどは,視覚性運動失調による所見と考えてよろしいでしょうか?
あるいは,軽度の左USNやその他の高次脳機能障害のによるものとしても解釈できるでしょうか?
また,上記の所見の他に,運転中の行動で,視覚性運動失調によるものと思われる所見があれば,教えていただけますと幸いです.
札幌医科大学附属病院
作業療法士 勝浦様
ご質問いただきありがとうございます。
今回の症例におきましては、左半側空間無視の可能性を完全に否定するには至っておりません。
しかしなから、生活や訓練内にて視覚失調の様相が強く見られていたことから実車評価での結果にも視覚失調が影響しているものと考えました。
ですので、解釈としましても左反側空間無視や高次脳機能障害が影響していた可能性は残っていると考えております。
運転行動での様子としましては、左車線に寄ってしまう傾向がありましたが、その他に明らかな所見は認められませんでした。
しかしながら、1度目の実車評価におきまして、左側からバックにて駐車をする際に車体の左側が開いてしまう傾向がありました。
上記のように様々な要因が考えられるかとは思いますが、ご参考になれば幸いです。
ご回答いただき,ありがとうございます.
視覚性運動失調以外の高次脳機能障害も,影響していた可能性はあるということですね.
運転行動については,ご存じでしたら恐縮ですが,本邦の論文(中野明子ら:臨床神経心理,2005)で,右手・右視野での視覚性運動失調(ataxie optique)を呈する症例が,DSでの運転の際,右折時にハンドル操作の遅れや大きく回りすぎる現象を認めたという報告があり,質問させていただきました.
ご報告の症例も,病巣と対側への旋回時に開いてしまうという点で,共通していると考えられ(こちらもUSNによる影響は否定できませんが),興味深いと思いました.
この度は,貴重なご報告を,ありがとうございました.